【かぎ針質問コーナー】わで編むとき、どこに引き抜く?どこまで編んで、どこから編み始める?

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今回は、わで編むときの立ち上がり目や編み始め位置について何人かの方からご質問をいただきました!

輪で編む時最後の一目は編まずにとばして最初の立ち上げに引き抜く感じですか?

引き抜き編みの時に立ち上がりひと目を編むのか、またどこを拾って編み進めるのか迷います(TT)

輪で編むときに立ち上がりが分からなくなります こつはありますか?

輪に編む時の編み終わりと次の段の編みはじめが分かりません😅特に細編み‼︎
編み進むうちに目が増えたり減ったりするので、毎段、目数を数えて編んでいます。
なので、30目以上になる物だと数えきれないので編むこと自体を断念します。せめて、スヌードくらいは編めるようになりたいです…。

かぎ針編みの段の最初なのですが、立ち上がりの目のあとに細編みをしてぐるーっと模様を編み、元の位置に編みながら進んできますよね。 そして、段の最初の細編みに引き抜き編みをする…んですが。 この引き抜き編み、黒丸(●)の記号が書いてあればまだいいんですけど、書いてない場合も最初の細編みに引き抜いていいのかしら?とよく疑問に思います…。 そもそも、なぜ引き抜き編みを細編みにするんでしょうね。立ち上がりの鎖目に引き抜いては駄目なの?何故?という疑問を以前からずっと抱えていまして…。 これ、編み物本でも解説されていないんですよね 本当に●だと立ち上がりの目の次の細編みや長編みに引き抜いていいのかしら、というのも疑問です これでいつも編みながら止まっちゃう…。 結局自信ないまま「まぁいいか」で進めてるんですよね…。 本当に些細なことでお恥ずかしいんですが、一意見として何か少しでも参考になれば幸いです。

特に細編みで編む際、どこに引き抜くのか、段の終わりをどこまで編むのか、段の編み始めの位置等について迷われている方が多いのかなと思いました。

では、さっそく細編みを輪編みで編むのを例に質問に答えていきましょう!

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どこの目に引き抜くか

まず、1段を編み終わって引き抜き編みをする際、どこの目に引き抜いたらいいのでしょう。

ここでポイントとなるのが、「その段の最初の目に引き抜く」というのと「立ち上がり目を1目と数えるか」ということ。

段の編み始める際、必ず立ち上がり目を編みますが、中長編み以上の高さの編み目は立ち上がり目(中長編み=鎖編み2目、長編み=鎖編み3目…)を1目と数えるのに対し、細編みは立ち上がり目が鎖1目と小さいので立ち上がり目を1目とは数えません。

なので、例えば長編みでぐるっと1周編む際、立ち上がりの鎖編み3目は長編み1目と数えるので、その段の最初の目=立ち上がり目に引き抜きますが、細編みの場合は立ち上がりの鎖1目は目とは数えないので、最初の目=1目めの細編みの頭に引き抜きます。

「立ち上がりの鎖目に引き抜いては駄目なの?何故? 」と鋭い質問をされた方もいらっしゃいましたが、確かに編み物本には載ってないですし、私もはっきりとした理由はわかりませんが、たぶん上記の理由で、細編みの時は立ち上がり目ではなく最初の細編みに引き抜くんだと思います。

また細編みの立ち上がり目は鎖編み1目と小さいので、立ち上がり目に引き抜くのはなかなか難しいのも、立ち上がり目ではなく最初の細編みに引き抜く理由かもしれません。

1段を編み終わって、どこに引き抜いていいか分からなくなる時は、その段の最初の細編みを編んだ時に、細編みの頭に目印になるものを入れておくと分かりやすくなります。

目印は何でもよくて、使ってない糸を数cmに切ったものを通して軽く結んでおいてもいいですし、段数リングを入れておいてもいいでしょう。

段の編み終わり位置と編み始め位置

細編みの輪編みで、どこまで編んだらいいか分からないorどこから編み始めたらいいのか分からないというのもよく聞く悩み事の一つかもしれません。

どこから編んでどこまで編むかよく分からず、編み始め位置を飛ばして編んでしまったり、編み終わり位置を過ぎても目を拾ってしまったりすると、目数が増減する原因になります。

段の編み終わり位置

段の編み終わりはどこまで編んだらいいか、ポイントは「ちゃんと目数を数えながら編む」ということと「前段の引き抜き編みがどこかをしっかり把握する」ということ。

まずは、1周の目数をしっかりと数えて、きちんと目数が合っているかを確認しながら編むことが大事です。

この時、立ち上がり目は1目とは数えないので、立ち上がり目は目数には入れず、細編みのみを数えます。

編みながら「1、2、3…」と数えてもいいですし、1周編み終わったところで数えてもOK。

1周の目数が多くて数えるのが大変なら、20目ごとに段数リングを入れておくなど工夫をしてみるといいでしょう。


もう一つのポイント「前段の引き抜き編みを把握する」ですが、編み地を上から見ると前段の引き抜き編みをしたところが「目」のように見えるので、そこにも1目編んでしまいたくなります。

こんな風に編み地を上から見ると、あと3目残っているようにも見えますが、最後の1目は前段の引き抜き編みになります。

編み地を正面から見てみると、最後の目には細編みの足がないので、最後の目は細編みではなく引き抜き編みということが分かります。

また、引き抜き編みをする際に、一度左手にかかっている糸を軽く引いて、かぎ針にかかっているループを引き締めてから引き抜き編みをすると、引き抜き編みが引き締まって、細編みの編み目との区別がつきやすくなります。

段の編み始め位置

かぎ針編みは編み目によって、立ち上がりのすぐ下から編み始めたり、立ち上がりのすぐ下の目は飛ばして次の目から編み始めたりするので、「どっちなの?」と迷う方も多いかもしれませんね。

ここでのポイントは、どこに引き抜くかの項目でも出た「立ち上がりを目と数えるかどうか」

細編みのように立ち上がりの鎖目を1目と数えないときは立ち上がり目のすぐ下の目(前段の引き抜き編みをしたのと同じ目)から編み始めます。

逆に、立ち上がりを1目と数える長編みの場合は、立ち上がりのすぐ下に「台の目」が必要です。

前段の目から1目ずつ編むとき、立ち上がりのすぐ下から編み始めると最初の目から2目編み出すことになってしまいます。

最初の目(前段の引き抜き編みをした目)には立ち上がり目を編んでいる=1目編んでいることになるので、立ち上がり目を1目と数える目の時は立ち上がりの次の目から編み始めます。

※松編みなどのように1目を拾って複数の目を編みだすような模様編みの場合は、立ち上がりのすぐ下から編み始める場合もあります。


ここまで思いつくまま書いてみましたが、間違い等ありましたらご指摘いただけると嬉しいです。

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