【かぎ針解説】段から目を拾う方法

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編み物がお上手な方にとっては、なんてことはない「段から目を拾う」、意外に質問いただくことが多いので、簡単に解説ページを作ってみます。

こちらで配布している編み図に限らず、いろんな編み物本などでも、登場する頻度がけっこう多い「段から目を拾う」、きれいに編めるようになると、作品の出来栄えがグーンとよくなります。

最初は、どこをどう拾ったらいいか難しいかもしれませんが、慣れれば、そんなに難しくありません。

こちらのページでは、段から目を拾う基本の編み方などを解説していきたいと思います。

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目から段を拾って編む基本の編み方

土台は、白い毛糸で、方眼編みと長編みを12段編みました。

この土台の段から目を拾っていきます。

長編みなど目が詰まった箇所は、段の長編みの足の部分を割って目を拾います。

逆に、端が方眼編みなどで透けがある場合は、そっくり束に拾って目を拾います。

均等に目を拾う

段から目を拾う部分の編み図があれば、その通りに目を拾っていけばいいですが、編み図がなく「ここから○目拾う」と文章のみの場合も多くあります。

例えば、長編み10段から20目拾う場合…

目数÷段数で割り切れる場合は、20目÷10段=2目となるので、1段から2目拾うと分かりやすいです。

こんな風に割り切れる場合は、特に問題はないのですが、割り切れない場合は、場所によって目が密になったり、逆に目がスカスカになったりということが内容に、段全体から均等に目を拾う必要があります。

短い距離なら目分量でも大丈夫ですが、カーディガンやベストの前立てなど、長い距離から目を拾う際は、目数リングなどを使うと均等に拾うことができます。

全体を何か所かに分け、目数リング(余り糸などでもOK)で印をつけておきます。

上の写真を例にすると、段を3箇所に分けているので、段から拾う目数を3で割り、青・黄色・赤の区間それぞれから同じ目数編むようにすると、均等に編むことができます。

例では3か所に分けていますが、半分に分けたり、4か所・5か所・6か所に分けたりと、拾う目数や段の距離などに合わせて調整してください。

うねうねしたりひきつったりする場合は…

編み図通りの目数を拾ったら、編地が波打ってしまったり、逆にひきつってしまったりすることもあると思います。

上の写真のように、段から目を拾ったときにウネウネっと波打ってしまうときは、目数が多いということです。

上の写真は、わざと波打つように極端に目を増やして編んでみましたが、人によって手の加減がぜんぜん違うので、編み図の通りに編んだのに波打ってしまったり、ひきつれてしまったりということは、そんなに珍しいことではありません。

そんなときは、必要以上に編み図にこだわらずに、目数を変えてしまってもいいと思います。

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コメント

  1. shaboo より:

    mati, thank you ever so for you post.Much thanks again.

  2. よつば より:

    いつも参考にさせていただいています。
    長編みを段から拾うのはできるのですが、細編みの段から拾うのがうまくできません。
    細編みで奇数段平編み、裏返して縁編みを1周すると、表から見て右端側は目を割ってきれいに編めるのですが、左端側が目を割れません。一目分拾って編むと、表から見ると左側が厚みが出てしまいます。上(最終段)と下(作り目)も平らに編めているので、左側の厚みが目立ちます。
    アドバイスがあればお願いします。

    • mati より:

      よつばさま

      コメントありがとうございます。
      実際の編み地を見ていないので、確かなことは言えませんが、左側だけ目を割れないということだと、細編みで平編みを編む際、無意識に左側だけきつくなっているなど、何か右側と違う部分があるかもしれません。

      お近くに編み物教室があれば、そちらで実際に編んでいるところや編み地を見てもらった方が、より的確なアドバイスがもらえると思います。

      あまりお役に立てずにすいません。